正答5
解説
正解は5です。
偏性細胞内寄生性とは、生きた宿主細胞の中でしか増殖できない性質のことです。
このような微生物は人工培地では培養できず、リケッチアやクラミジア、ウイルスが代表です。
【選択肢別解説】
1:× Bacteroides fragilisは偏性嫌気性のグラム陰性桿菌です。
嫌気条件であれば人工培地で発育し、細胞内寄生性はありません。
2:× Cryptococcus neoformansは酵母様真菌です。
サブロー寒天培地などの人工培地で発育します。
3:× Mycobacterium tuberculosisはマクロファージ内で生き延びる通性細胞内寄生菌です。
小川培地などの人工培地で発育するため、偏性ではありません。
4:× Mycoplasma pneumoniaeは細胞壁をもたない細菌ですが、PPLO培地などの人工培地で発育します。
細胞外で増える菌で、偏性細胞内寄生性はありません。
5:○ Orientia tsutsugamushiはつつが虫病の原因となるリケッチアの仲間です。
生きた細胞の中でしか増殖できない偏性細胞内寄生性の細菌です。
【ポイント】
偏性細胞内寄生性の細菌は、リケッチア(Rickettsia・Orientia)とクラミジアを覚えましょう。
結核菌、Listeria、Legionella、Salmonella Typhiなどは通性細胞内寄生菌です。