正答5
解説
正解は5です。
Kinyoun染色は、加温せずに石炭酸フクシンで染める抗酸染色です。
抗酸性をもつ病原体は、脱色後も赤く染まって残ります。
寄生虫では、抗酸性のオーシストをもつコクシジウム類の検出に用います。
【選択肢別解説】
1:× マラリア原虫は赤血球内に寄生し、血液塗抹のGiemsa染色で観察します。
抗酸染色は用いません。
2:× トリパノソーマは血液中の鞭毛虫で、Giemsa染色で観察します。
3:× リーシュマニアは組織や骨髄のマクロファージ内に寄生し、Giemsa染色で無鞭毛型を観察します。
4:× ミクロフィラリアは血液中の幼虫で、Giemsa染色や厚層塗抹標本で観察します。
5:○ クリプトスポリジウムのオーシストは抗酸性を示します。
Kinyoun染色で約4〜6μmの赤い球形として検出できます。
【ポイント】
抗酸染色で赤く染まる原虫は、クリプトスポリジウム、サイクロスポラ、シストイソスポラです。
血液寄生原虫やミクロフィラリアの観察は、Giemsa染色が基本です。