正答3
解説
正解は3です。
ビリルビンは、老化した赤血球のヘムが分解されてできる黄色の色素です。
ヘムはビリベルジンを経てビリルビンになり、肝臓でグルクロン酸抱合を受けます。
【選択肢別解説】
1:× ビリルビンの極大吸収波長は約450 nmです。
黄色に見えるのは、青色の光を吸収するためです。
2:× ビリルビンは、4つのピロール環が鎖状につながったテトラピロール構造です。
2つではありません。
3:○ ビリベルジンはビリベルジン還元酵素で還元されてビリルビンになります。
逆にビリルビンが酸化されると、緑色のビリベルジンに戻ります。
4:× 間接(非抱合型)ビリルビンは水に溶けにくく、血中でアルブミンと結合しています。
そのため糸球体でろ過されず、尿中には排泄されません。
5:× 高速液体クロマトグラフィー〈HPLC〉法では、α分画は非抱合型ビリルビンです。
直接ビリルビンは、β分画(モノグルクロニド)、γ分画(ジグルクロニド)、δ分画(アルブミン結合型)に検出されます。
【ポイント】
尿中に出るのは、水溶性の直接(抱合型)ビリルビンだけです。
尿ビリルビンが陽性なら、閉塞性黄疸や肝細胞性黄疸を考えます。