正答4
解説
正解は4です。
CD45ゲーティングは、縦軸にCD45の強さ、横軸に側方散乱光〈SSC〉をとって細胞集団を分ける方法です。
CD45は白血球共通抗原で、成熟した白血球ほど強く発現します。
SSCは、顆粒の多さなど細胞内部の複雑さを反映します。
図の黒い円は、CD45が約10³前後の弱い発現で、SSCが低い領域を囲んでいます。
そこには細胞が密集した大きな集団が見られます。
CD45が弱く顆粒の少ない細胞は、未熟な芽球です。
したがって、円の中の細胞は骨髄芽球と判断します。
【選択肢別解説】
1:× 単球は、CD45が強く、SSCがリンパ球より少し高い領域に分布します。
図では円の右上の集団に当たります。
2:× 顆粒球は、顆粒が多いためSSCが高く、CD45は中程度です。
図では右側に横に広がる集団に当たります。
3:× 赤芽球は、CD45がほとんど陰性でSSCが低い領域に分布します。
図では円の下の集団に当たります。
4:○ 骨髄芽球は、CD45が弱く、顆粒が少ないためSSCも低い領域に分布します。
黒い円の位置と一致します。
5:× リンパ球は、CD45が最も強く、SSCが低い領域に分布します。
図では円の上の集団に当たります。
【ポイント】
CD45とSSCの図では、芽球は「CD45が弱くSSCが低い」位置に現れます。
急性白血病の解析で、芽球の集団を選び出すのに使う基本の方法です。