正答5
解説
正解は5です。
ビリルビンの性質と分画の名称についての誤りを探す問題です。
この問題は誤っている記述を選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 遊離型(非抱合型)ビリルビンは脂溶性で水に溶けません。
血中ではアルブミンと結合して運ばれます。
記述は正しいです。
2:× 非抱合型ビリルビンは脂溶性で細胞膜を通過しやすく、細胞毒性があります。
新生児では核黄疸の原因になります。
記述は正しいです。
3:× ビリルビンには抗酸化作用があり、生体内の抗酸化物質として働くことが知られています。
記述は正しいです。
4:× 間接ビリルビンはそのままではジアゾ試薬と反応しにくいため、メタノールなどの反応促進剤を加えて反応させます。
記述は正しいです。
5:○ 抱合型ビリルビンがアルブミンと共有結合したものはδビリルビンと呼びます。
シャントビリルビンは、骨髄での無効造血など老化赤血球以外のヘムから早期に作られるビリルビンのことで、記述は誤りです。
【ポイント】
δビリルビンは半減期がアルブミンと同じく長く、閉塞性黄疸の回復期にも直接ビリルビンが下がりにくい原因になります。
直接ビリルビンにはδビリルビンも含まれて測定されます。