正答2
解説
正解は2です。
超音波は媒質の中を進むにつれて、吸収や散乱によって弱まります。
この弱まりやすさを表すのが吸収(減衰)係数です。
【選択肢別解説】
1:× 筋肉の減衰係数は軟部組織の中ではやや大きめですが、空気に比べるとはるかに小さい値です。
2:○ 空気は超音波を極めて強く減衰させ、減衰係数が最も大きい媒質です。
そのため肺や消化管ガスの奥は描出できず、検査ではゼリーで探触子と皮膚の間の空気を除きます。
3:× 血液の減衰係数は小さく、水に近い値です。
4:× 脂肪の減衰係数は軟部組織と同程度であり、空気に比べるとはるかに小さい値です。
5:× 水は減衰係数が非常に小さく、超音波をよく通します。
そのため膀胱や嚢胞の後方ではエコーが増強して見えます。
【ポイント】
減衰が大きいのは空気と骨で、小さいのは水や血液です。
減衰は周波数が高いほど大きくなるため、深部を見るには低い周波数の探触子を使います。