正答4
解説
正解は4です。
睡眠ポリグラフィ〈PSG〉では、脳波、眼球運動、オトガイ筋の筋電図を同時に記録して睡眠段階を判定します。
レム睡眠は、急速眼球運動〈REM〉が出現し、骨格筋の緊張が最も低下する睡眠段階です。
脳波は低振幅で、いろいろな周波数が混ざった覚醒に近い波形になります。
【選択肢別解説】
1:× K複合はノンレム睡眠の段階N2でみられる、大きな陰性波と続く陽性波からなる波形です。
レム睡眠の所見ではありません。
2:× 紡錘波は12〜14 Hz前後の紡錘形の波で、ノンレム睡眠の段階N2の指標です。
レム睡眠ではみられません。
3:× 高振幅徐波はノンレム睡眠の段階N3(深睡眠)でみられる、振幅75 μV以上のδ波です。
レム睡眠の所見ではありません。
4:○ 急速眼球運動はレム睡眠の名前の由来となった所見です。
眼電図で、左右の眼が同時にすばやく動く波形として記録されます。
5:× レム睡眠ではオトガイ筋の筋電図の振幅は上昇ではなく低下します。
骨格筋の緊張が消失するためです。
【ポイント】
レム睡眠は「脳は覚醒に近いが体は脱力」の状態と覚えましょう。
レム睡眠中に筋緊張が保たれ夢の行動が出るものをレム睡眠行動障害といいます。