正答2
解説
正解は2です。
ゲル濾過クロマトグラフィは、多数の小さな孔をもつゲル粒子の中を通して、分子を大きさで分ける方法です。
大きな粒子は孔に入れずに早く溶出し、小さな粒子は孔に入り込むため遅れて溶出します。
リポ蛋白で最も小さいのは高比重リポ蛋白〈HDL〉なので、溶出は最も遅くなります。
【選択肢別解説】
1:× カイロミクロンはリポ蛋白の中で最も大きな粒子です。
ゲルの孔に入れないため、最も早く溶出します。
2:○ HDLは直径約10 nm前後と、リポ蛋白の中で最も小さい粒子です。
ゲルの孔に深く入り込むため、最も遅く溶出します。
3:× 中間比重リポ蛋白〈IDL〉はVLDLとLDLの中間の大きさです。
HDLより大きいため、HDLより先に溶出します。
4:× 低比重リポ蛋白〈LDL〉はHDLより大きな粒子です。
そのためHDLより先に溶出します。
5:× 超低比重リポ蛋白〈VLDL〉はカイロミクロンに次いで大きな粒子です。
そのため早い段階で溶出します。
【ポイント】
リポ蛋白の大きさはカイロミクロン、VLDL、IDL、LDL、HDLの順に小さくなります。
比重はこの逆で、HDLが最も重くなります。