正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
Horner症候群は、眼や顔面に向かう交感神経の経路が障害されて起こります。
交感神経が支配する瞳孔散大筋、上眼瞼の瞼板筋(ミュラー筋)、汗腺の働きが低下することで症状が出ます。
【選択肢別解説】
1:× 散瞳は瞳孔散大筋の働きによって起こります。
Horner症候群では交感神経が障害されて瞳孔散大筋が働かないため、散瞳ではなく縮瞳になります。
2:○ 交感神経支配の瞳孔散大筋が働かなくなり、副交感神経による瞳孔括約筋の作用が優位になります。
そのため縮瞳が起こります。
3:○ 上眼瞼を持ち上げる瞼板筋(ミュラー筋)は交感神経に支配されています。
この筋が麻痺するため、軽度の眼瞼下垂が起こります。
4:× 結膜充血はHorner症候群の主要な症状ではありません。
主な症状は縮瞳・眼瞼下垂・眼球陥凹・顔面の発汗低下です。
5:× 眼球運動を担う外眼筋は、動眼神経・滑車神経・外転神経に支配されています。
交感神経の障害であるHorner症候群では、眼球運動障害は起こりません。
【ポイント】
Horner症候群の4徴は、縮瞳・眼瞼下垂・眼球陥凹・顔面の発汗低下です。
延髄外側症候群(Wallenberg症候群)や肺尖部の腫瘍(Pancoast腫瘍)で生じることを関連づけて覚えましょう。