正答3
解説
正解は3です。
熱傷の深度は、皮膚のどの層まで損傷が及んでいるかで分類します。
Ⅰ度は表皮まで、浅達性Ⅱ度は真皮浅層まで、深達性Ⅱ度は真皮深層まで、Ⅲ度は皮膚の全層から皮下組織以下に及ぶものです。
【選択肢別解説】
1:× 表皮までの損傷はⅠ度熱傷です。
皮膚が赤くなってひりひりと痛みますが、数日で瘢痕を残さずに治ります。
2:× 真皮浅層までの損傷は浅達性Ⅱ度熱傷です。
水疱ができて強い痛みがあり、通常は2週間前後で瘢痕を残さずに治ります。
3:○ 真皮深層までの損傷が深達性Ⅱ度熱傷です。
水疱の底が白っぽく、痛みの感覚は鈍くなり、治るまでに3〜4週間かかって肥厚性瘢痕を残しやすくなります。
4:× 皮下組織まで及ぶ損傷はⅢ度熱傷です。
皮膚は白色や褐色で硬くなり、神経終末も壊れるため痛みを感じません。
5:× 筋肉まで及ぶ損傷も、皮膚の全層を越える深い熱傷で、Ⅲ度熱傷に含まれます。
深達性Ⅱ度ではありません。
【ポイント】
症状でも区別でき、Ⅰ度は発赤、浅達性Ⅱ度は水疱と強い痛み、深達性Ⅱ度は白っぽい水疱底と痛みの鈍化、Ⅲ度は痛みがないことが特徴です。
深達性Ⅱ度以上では瘢痕拘縮が起こりやすく、早期からの肢位の管理と運動療法が重要です。