正答5
解説
正解は5です。
図は上腕骨の遠位部を前から見たものです。
遠位端の関節面は、中央から内側に糸巻きのような形の上腕骨滑車があり、その外側に丸く盛り上がった上腕骨小頭があります。
矢印は、関節面の外側にある半球状のなめらかな隆起を指しているので、上腕骨小頭です。
図では矢印の反対側(内側)に、大きく突き出した内側上顆が描かれています。
【選択肢別解説】
1:× 肘頭窩は上腕骨遠位部の後面にあるくぼみで、肘を伸ばしたときに尺骨の肘頭が入ります。
前面から見た関節面の隆起ではありません。
2:× 外側上顆は、上腕骨小頭のさらに外側上方にある小さな突起で、手関節伸筋群の起始部です。
矢印が指す関節面の丸い隆起とは異なります。
3:× 鈎状突起は尺骨の近位端の前面にある突起で、上腕骨の構造ではありません。
上腕骨の前面にあるくぼみは鈎突窩です。
4:× 内側上顆は、上腕骨遠位端の内側に大きく突き出した突起で、前腕屈筋群の起始部です。
図では矢印と反対側にあります。
5:○ 上腕骨小頭は遠位端の外側にある半球状の関節面で、橈骨頭と腕橈関節をつくります。
矢印の位置と形が一致します。
【ポイント】
上腕骨遠位端の関節面は、外側の上腕骨小頭(橈骨と関節をつくる)と、内側の上腕骨滑車(尺骨と関節をつくる)に分かれます。
前面には鈎突窩と橈骨窩、後面には肘頭窩があります。