正答5
解説
正解は5です。
後脊髄小脳路は、下肢や体幹の筋紡錘・腱紡錘からの無意識的な固有感覚を小脳へ伝える経路です。
胸髄から上位腰髄にある胸髄核(Clarke柱)から起こり、同側の側索を上行して、延髄で下小脳脚を通って小脳に入ります。
【選択肢別解説】
1:× 大脳脚は中脳の腹側部で、皮質脊髄路など大脳皮質から下行する線維が通ります。
上行性の後脊髄小脳路は通りません。
2:× 内側毛帯は、後索核(薄束核・楔状束核)から視床へ向かう経路で、意識にのぼる深部感覚や識別性の触覚を伝えます。
小脳へ向かう後脊髄小脳路とは別の経路です。
3:× 上小脳脚は、主に小脳から出ていく線維が通ります。
脊髄小脳路のうち上小脳脚を通るのは、後脊髄小脳路ではなく前脊髄小脳路です。
4:× 中小脳脚は、橋核から小脳へ向かう橋小脳線維が通る、最も大きな小脳脚です。
大脳皮質からの情報を小脳へ伝える経路です。
5:○ 後脊髄小脳路は延髄で下小脳脚に入り、同側の小脳に達します。
【ポイント】
小脳に入る脊髄小脳路は、後脊髄小脳路が下小脳脚、前脊髄小脳路が上小脳脚を通ると区別して覚えます。