正答2
解説
正解は2です。
頭部単純CTは、X線の吸収の差で脳の構造を画像にする検査です。
新しい出血は血液がX線を強く吸収するため、発症直後から白く写る高吸収域として描出されます。
一方、組織の変化が時間とともに現れる病変は、発症直後のCTではわかりにくいです。
【選択肢別解説】
1:× 脳梗塞は、発症直後のCTでははっきりした低吸収域として写らないことが多いです。
数時間以上経ってから低吸収域が現れるため、超急性期の診断にはMRIの拡散強調画像が有用です。
2:○ 脳出血は発症直後から高吸収域として写るため、単純CTで診断できます。
脳卒中の初期診療で出血と梗塞を見分けるためにまずCTを行うのはこのためです。
3:× Parkinson病は、CTでは特徴的な異常所見がありません。
診断は臨床症状が中心で、補助的にMIBG心筋シンチグラフィなどを用います。
4:× 多発性硬化症の脱髄病変はCTでは描出されにくいです。
診断にはMRIが用いられます。
5:× 白質ジストロフィーの白質病変の評価にはMRIが適しています。
発症直後にCTで診断できる疾患ではありません。
【ポイント】
CTで出血は高吸収(白)、梗塞は低吸収(黒)として写ります。
発症直後に診断できるのは出血で、超急性期の梗塞はMRIの拡散強調画像で評価します。