正答3
解説
正解は3です。
尿は、腎小体での濾過、尿細管での再吸収と分泌、集合管での水の再吸収によってつくられます。
各部位の働きを正しく区別することが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 集合管では、抗利尿ホルモンの作用で水が再吸収され、尿が濃縮されます。
尿の希釈は主にHenleループの太い上行脚から遠位尿細管で行われます。
2:× アルブミンなどの血漿蛋白は分子が大きく、糸球体の濾過膜をほとんど通過しません。
尿蛋白が出るのは糸球体が傷んでいるサインです。
3:○ 腎小体(糸球体とボウマン嚢)で血液が濾過され、原尿がつくられます。
原尿は成人で1日約150 Lにもなります。
4:× 近位尿細管ではアンモニアは再吸収されず、尿細管の細胞でつくられて管腔へ分泌されます。
酸の排泄に役立ちます。
5:× 抗利尿ホルモン(バソプレシン)は集合管での水の再吸収量を増やします。
その結果、尿量は減少します。
【ポイント】
腎小体は「濾過」、近位尿細管は「大部分の再吸収」、集合管は「抗利尿ホルモンによる水の再吸収」と整理します。
抗利尿ホルモンが不足すると水を再吸収できず、尿崩症となって大量の薄い尿が出ます。