正答2・4
解説
本問は採点除外(公式で2と4のどちらも正解とされた問題)です。
本試験では「正しいのはどれか」と1つを選ぶ問題として出題されました。
厚生労働省は「設問が不明確で複数の選択肢が正解と考えられるため」として、2と4のどちらも正解として採点しました。
2の鎖骨下筋は鎖骨を介して肩甲帯を下制させ、4の菱形筋は肩甲骨を内転させるため、どちらも正しい組合せとされています。
【選択肢別解説】
1:× 小胸筋は烏口突起を前下方に引き、肩甲骨を下制・外転・下方回旋させます。
挙上には働きません。
2:○ 鎖骨下筋は第1肋骨から起こり鎖骨の下面に付き、鎖骨を下に引きます。
肩甲帯の下制に働く筋として扱われます。
3:× 僧帽筋は、中部線維が肩甲骨を内転させ、上部線維が挙上、上部と下部線維が上方回旋に働きます。
外転には働きません。
4:○ 菱形筋は下位頸椎と上位胸椎の棘突起から起こり、肩甲骨の内側縁に付きます。
肩甲骨を内転させ、あわせて挙上と下方回旋にも働きます。
5:× 前鋸筋は肩甲骨を外転させ、上方回旋させます。
下方回旋には働きません。
【ポイント】
肩甲骨の外転・上方回旋は前鋸筋、内転は菱形筋と僧帽筋中部、挙上は僧帽筋上部と肩甲挙筋が主に働きます。
下制には僧帽筋下部、小胸筋、鎖骨下筋が働きます。