正答5
解説
正解は5です。
この問題は低栄養の関与が低いものを選ぶので、○ が答え(関与が低いもの)です。
高齢者の低栄養は、蛋白質やエネルギー、微量栄養素の不足を通じて、さまざまな病態の原因になります。
【選択肢別解説】
1:× 鉄や蛋白質、ビタミンB12、葉酸の不足は貧血の原因になります。
低栄養の関与は大きいです。
2:× 低栄養で皮下脂肪や筋肉が減ると、骨が突出して圧迫を受けやすくなります。
皮膚も弱くなるため、褥瘡が生じやすく治りにくくなります。
3:× 低栄養は、骨粗鬆症と筋力低下の原因となり、転倒と骨折の危険を高めます。
大腿骨骨折への関与は大きいです。
4:× サルコペニアは加齢による筋量と筋力の低下で、蛋白質の摂取不足が大きく関わります。
5:○ 虚血性心疾患の主な原因は、高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙などによる動脈硬化です。
過栄養のほうが危険因子となり、低栄養の関与は低いです。
【ポイント】
高齢者の低栄養は、フレイル、サルコペニア、褥瘡、感染症、骨折の共通の背景になります。
評価には、体重減少率、BMI(体格指数)、血清アルブミン値などを用います。