正答3
解説
正解は3です。
「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」という訴えは、自分の行動や存在に現実感がもてない体験です。
自我意識のうち、能動性の意識が薄れた状態にあたります。
【選択肢別解説】
1:× 恐怖症は、特定の対象や状況に対して過剰で不合理な恐怖を感じ、それを避ける状態です。
この訴えには当てはまりません。
2:× 拒絶症は、他者からの働きかけに理由なく抵抗し、指示と反対のことをする症状で、緊張病でみられます。
3:○ 離人症状は、自分の行動や感覚、周囲の世界に現実感がなく、自分が自分でないように感じる症状です。
自分でしている実感がないという訴えは、離人症状の典型です。
4:× 心気症状は、身体の些細な感覚にとらわれ、重い病気にかかっていると思い込む症状です。
この訴えには当てはまりません。
5:× 感情鈍麻は、喜怒哀楽の感情の動きや表出が乏しくなる症状で、統合失調症の陰性症状にみられます。
【ポイント】
離人症状では「自分がしている感じがしない」と訴えますが、他者に操られているとは考えません。
「他者にさせられている」と感じる作為体験との違いを押さえましょう。