正答2
解説
正解は2です。
記憶は、保持する時間の長さや内容によって分類されます。
昨夜の夕飯という、数時間から数日前の出来事を思い出す課題が、どの記憶の評価にあたるかを考えます。
【選択肢別解説】
1:× 遠隔記憶は、数年から数十年前の出来事の記憶です。
子どもの頃の出来事や、昔の社会的な出来事を尋ねて評価します。
2:○ 近時記憶が最も適切です。
近時記憶は、数分から数日程度保持される記憶です。
昨夜の食事内容を尋ねる質問は、近時記憶を評価する代表的な方法です。
3:× 作動記憶(ワーキングメモリー)は、情報を一時的に保持しながら操作する記憶です。
数字の逆唱や暗算などで評価します。
4:× 即時記憶は、聞いた直後に再生する数秒から数十秒程度の記憶です。
数字の順唱などで評価します。
5:× 手続き記憶は、自転車の乗り方など体で覚えた技能の記憶です。
言葉で思い出す出来事の記憶ではありません。
【ポイント】
臨床では保持時間で、即時記憶・近時記憶・遠隔記憶に分けます。
Alzheimer型認知症では近時記憶が早期から障害され、遠隔記憶は比較的保たれます。