正答4
解説
正解は4です。
褥瘡の部位から、圧迫や摩擦をかけている動作を推測する問題です。
図は後ろから見た全身像で、矢印は左肘の後面、つまり肘頭部を指しています。
肘頭部は皮下脂肪が少なく、骨が突出しているため圧迫を受けやすい部位です。
【選択肢別解説】
1:× 移乗では、手掌でベッドや車椅子を押して体を移すため、肘頭部への荷重は少ない動作です。
2:× 座位保持で圧迫を受けやすいのは坐骨結節部や尾骨・仙骨部です。
肘頭部の褥瘡の原因としては考えにくいです。
3:× 立ち上がりでは、手すりやアームサポートを手で握ったり押したりして体を持ち上げます。
肘頭部に荷重が集中する動作ではありません。
4:○ C5レベルの四肢麻痺者は、背臥位から肘をついて上体を支える「肘立て(オンエルボー)」を経て起き上がることが多いです。
このとき肘頭部に体重がかかり、繰り返しの圧迫や摩擦で褥瘡が生じやすくなります。
そのため起き上がりの方法を見直す必要があります。
5:× プッシュアップでは手掌で体重を支えるため、肘頭部への圧迫は生じにくいです。
【ポイント】
褥瘡の部位と、その部位に荷重がかかる動作や姿勢を結びつけて考えます。
肘頭部は起き上がり、坐骨部は座位、仙骨部は背臥位やずり落ち座位、と対応させて覚えましょう。