正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(説明が誤っている用語)です。
小脳の機能不全では、運動の大きさ・方向・速さ・タイミングを調整できなくなり、さまざまな協調運動障害が現れます。
用語とその内容を正しく対応させられるかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 大文字症は、字を書くうちに文字がだんだん大きくなる現象で、小脳性の測定障害の表れです。
説明は正しいので答えではありません。
2:× 企図振戦は、目標に近づくほど振戦が大きくなる、小脳障害に特徴的な振戦です。
説明は正しい記述です。
3:○ 運動分解は、複数の関節を同時に滑らかに動かせず、運動が関節ごとに分かれてぎこちなくなる現象です。
拮抗する運動の切り替えが円滑にできないのは、反復拮抗運動不能(ジアドコキネジア)の説明です。
したがってこの記述は誤りです。
4:× 時間測定障害は、運動の開始や停止が正常より遅れる現象です。
説明は正しい記述です。
5:× 協調収縮不能(共同運動不能)は、一連の動作で複数の筋の順序や協調が崩れ、動作が滑らかにできない状態です。
説明は正しい記述です。
【ポイント】
運動分解と反復拮抗運動不能は混同しやすい用語です。
「関節ごとに分かれる」のが運動分解、「交互の切り替えができない」のが反復拮抗運動不能と区別しましょう。