正答4
解説
正解は4です。
咳をしている患者が来室したときの感染対策(咳エチケット)を問う問題です。
咳やくしゃみで飛び散る飛沫による感染を防ぐには、発生源である患者自身の対策が最も効果的です。
【選択肢別解説】
1:× 手袋の着用は、血液や体液に触れるときの接触予防策です。
咳による飛沫の拡散を防ぐ効果はありません。
2:× 手で口を覆うと手に飛沫が付き、その手で触れた物を介して感染が広がります。
咳をするときは、ティッシュや袖(上腕の内側)で口と鼻を覆うよう指導します。
3:× 咳で手が汚染されたら、病室に戻るのを待たずにその場で手指衛生を行います。
時間を置くと、その間に触れた物から感染が広がります。
4:○ 咳のある患者がサージカルマスクを着けると、飛沫が周囲へ飛び散るのを防げます。
装着できる場合はマスクの着用を促すのが、咳エチケットの基本です。
5:× 飛沫は咳で1〜2m程度飛ぶため、45cmでは距離が足りません。
呼吸器感染症のある患者とは、少なくとも1m以上離れるよう配慮します。
【ポイント】
咳エチケットは、マスクの着用、ティッシュや袖で口と鼻を覆うこと、使用後の手指衛生がセットです。
結核など空気感染する疾患では、医療者はN95マスクを着用します。