正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
努力して息を吐く(努力性呼気)ときに働く筋を問う問題です。
安静時の呼気は、吸気筋がゆるみ肺と胸郭が弾性で縮むことで受動的に起こります。
努力性呼気では、胸郭を縮めたり腹圧を上げたりする筋が能動的に働きます。
【選択肢別解説】
1:○ 腹直筋などの腹筋群は、収縮して腹圧を上げ、横隔膜を押し上げます。
これにより胸腔が狭くなり、強く息を吐き出せます。
2:× 横隔膜は収縮すると下がって胸腔を広げる、最も重要な吸気筋です。
呼気時には弛緩します。
3:× 外肋間筋は肋骨を引き上げて胸郭を広げる吸気筋です。
4:○ 内肋間筋は肋骨を引き下げて胸郭を狭め、努力性呼気を助けます。
5:× 胸鎖乳突筋は胸骨と鎖骨を引き上げる、努力性吸気の補助筋です。
【ポイント】
吸気筋は横隔膜と外肋間筋、補助吸気筋は胸鎖乳突筋・斜角筋など、呼気筋は内肋間筋と腹筋群と整理しましょう。
COPD患者では補助吸気筋の過剰な活動が観察されます。