正答5
解説
正解は5です。
創傷治癒には、炎症期・増殖期・成熟期があり、線維芽細胞がコラーゲンをつくって傷をふさぎます。
この過程には、十分な栄養(タンパク質・ビタミン・亜鉛など)と酸素が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 亜鉛は、細胞の増殖やタンパク質の合成に関わる酵素に必要な微量元素です。
不足すると創傷治癒が遅れるため、亜鉛は治癒を促す側の因子です。
2:× アミノ酸はタンパク質の材料で、コラーゲンの合成に欠かせません。
創傷治癒を促す側の因子です。
3:× 酸素は、細胞のエネルギー産生やコラーゲンの合成、感染の防御に必要です。
創傷治癒を促す側の因子で、低酸素では治癒が遅れます。
4:× ビタミンCは、コラーゲンが正しい構造をとるための反応に必要です。
不足すると壊血病となり、傷が治りにくくなります。
5:○ 副腎皮質ステロイドは、炎症反応を抑え、線維芽細胞の増殖とコラーゲンの合成を妨げます。
免疫も抑えて感染しやすくなるため、創傷治癒を遅らせます。
【ポイント】
創傷治癒を遅らせる因子には、ステロイド・低栄養・糖尿病・感染・血流障害・喫煙などがあります。
褥瘡の予防や治療では、栄養状態の改善も重要です。