正答3
解説
正解は3です。
骨格筋の収縮は、筋小胞体から放出されたカルシウムイオン(Ca²⁺)が引き金となって起こります。
Ca²⁺がどのタンパク質に結合して収縮が始まるかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× アクチンは細いフィラメントの主成分で、ミオシン頭部と結合する相手です。
Ca²⁺が直接結合するタンパク質ではありません。
2:× ミオシンは太いフィラメントの主成分で、ATPを分解して力を生み出します。
骨格筋ではCa²⁺の結合部位ではありません。
3:○ トロポニン(トロポニンC)にCa²⁺が結合すると、トロポミオシンの位置がずれます。
アクチンのミオシン結合部位が露出し、収縮が始まります。
4:× ミオグロビンは筋肉の中で酸素を貯蔵するタンパク質です。
収縮の調節には関わりません。
5:× トロポミオシンは安静時にアクチンのミオシン結合部位をふさいでいるタンパク質です。
Ca²⁺はトロポミオシンではなくトロポニンに結合します。
【ポイント】
「Ca²⁺がトロポニンに結合、トロポミオシンがずれる、アクチンとミオシンが結合」という順序で覚えます。
弛緩はCa²⁺が筋小胞体へ取り込まれることで起こります。