正答4
解説
正解は4です。
呼吸の調節と、ガス交換・酸素の運搬に関する基本的な生理を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 呼吸中枢は視床下部ではなく、延髄と橋にあります。
延髄が呼吸のリズムをつくる中心です。
2:× 外肋間筋は安静時の吸気筋としてはたらきます。
安静時の呼気は筋の収縮ではなく、肺と胸郭の弾性による受動的な動きです。
3:× 肺胞と毛細血管との間のガス交換は外呼吸です。
内呼吸とは、毛細血管と組織の細胞との間のガス交換をいいます。
4:○ 動脈血二酸化炭素分圧が上昇すると、酸素解離曲線が右へ移動します。
ヘモグロビンから酸素が離れやすくなり、組織へ酸素が供給されやすくなります(ボーア効果)。
5:× 頸動脈小体は、動脈血二酸化炭素分圧より動脈血酸素分圧の低下を感知しやすい受容器です。
二酸化炭素の上昇は主に延髄の中枢化学受容野が感知します。
【ポイント】
酸素解離曲線の右方移動は「二酸化炭素分圧の上昇、pHの低下、体温の上昇」で起こります。
「頸動脈小体は酸素低下、延髄は二酸化炭素上昇」を主に感知すると区別しましょう。