正答4
解説
正解は4です。
脳の各部位の機能と、その障害で現れる症候を結びつける問題です。
【選択肢別解説】
1:× 黒質はドパミンを産生して運動の調節に関わる部位です。
障害されると感覚障害ではなく、Parkinson病のような無動や筋強剛が起こります。
2:× 視床は嗅覚以外の感覚を大脳皮質へ中継する部位です。
嗅覚は視床を経由しないため、視床の障害で起こるのは嗅覚障害ではなく感覚障害です。
3:× 赤核は運動の調節に関わる中脳の神経核です。
障害されると振戦などの不随意運動が起こり、摂食嚥下障害は主に延髄の障害で起こります。
4:○ 線条体(尾状核と被殻)は大脳基底核の一部で、運動の調節に関わります。
障害されると舞踏運動などの不随意運動が起こり、Huntington病が代表です。
5:× 扁桃体は恐怖や不安などの情動に関わる部位です。
障害されると情動の変化が起こり、筋緊張異常は主な症候ではありません。
【ポイント】
大脳基底核の障害は不随意運動として現れ、「線条体は舞踏運動、視床下核はヘミバリズム、黒質はパーキンソニズム」が代表です。
嗅覚は感覚の中で唯一、視床を経由しない点も頻出です。