45 歳の男性。
統合失調症。
外来治療を受けながら母親と2人で暮らしている。
3年前までは仕事に就いていたが、職場での対人関係がうまくいかず症状が悪化し退職した。
現在は精神症状は落ち着き、ADL は自立し生活リズムも整っている。
一般就労を希望し、作業療法士に相談した。
この時点で患者が利用する障害福祉サービスとして適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
本症例は精神症状が安定し、ADL も生活リズムも整っており、一般就労を希望しています。
障害者総合支援法の就労系サービスは、一般就労を目指すか、福祉的な就労を続けるかで分かれます。
【選択肢別解説】
1:× 自立訓練は、日常生活や社会生活に必要な能力を高めるための訓練です。
生活は自立しており、就労を目指す本症例の目的とは異なります。
2:× 共同生活援助(グループホーム)は、住まいの場で相談や日常生活の援助を受けるサービスです。
母親と同居しており、就労支援でもありません。
3:○ 就労移行支援は、一般企業への就職を希望する人に、職業訓練、職場実習、求職活動の支援を原則2年間行うサービスです。
一般就労を希望する本症例に適しています。
4:× 就労定着支援は、一般就労した後に、職場に定着できるよう支援するサービスです。
まだ就職していない現時点では利用できません。
5:× 就労継続支援 B 型は、雇用契約を結ばずに作業を行い工賃を得る福祉的就労です。
一般就労が難しい人が対象で、一般就労を希望する本症例には合いません。
【ポイント】
「一般就労を目指す」なら就労移行支援、「就職後の定着」なら就労定着支援です。
雇用契約ありの福祉的就労が A 型、契約なしが B 型と区別しましょう。