正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
安静臥床や栄養状態の悪化などによって起こる症状の発生機序を問う問題です。
要因が症状を生じる方向に働くかどうかを考えます。
【選択肢別解説】
1:× 静脈血栓は、血流のうっ滞、血管壁の障害、血液凝固能の亢進(血液粘稠度の上昇)で起こります。
血液粘稠度の低下は血栓を起こしにくくする方向に働きます。
2:○ 循環血漿量が低下すると、立ち上がったときに心臓へ戻る血液がさらに減り、心拍出量が保てなくなります。
そのため起立性低血圧が起こりやすくなります。
3:× 最大酸素摂取量は全身持久力の指標で、増加すれば運動耐容能は向上します。
運動耐容能の低下は最大酸素摂取量が低下したときに起こります。
4:○ 血清アルブミン値が低下すると、浮腫が起こり、皮膚や皮下組織の耐久性と修復力が低下します。
低栄養は褥瘡の重要な危険因子です。
5:× 骨は物理的な負荷を受けると骨形成が促されます。
骨萎縮は、臥床などで骨への応力が減少したときに起こります。
【ポイント】
廃用症候群では、循環血漿量の減少による起立性低血圧、骨への荷重の減少による骨萎縮、血流うっ滞による深部静脈血栓症が代表的です。
褥瘡予防では体圧分散とともに栄養管理が欠かせません。