7歳の男児。
Duchenne型筋ジストロフィーの患者で、下肢筋力が低下し、椅子からの立ち上がり、階段昇降ができない。
手すりを利用し、5mほど歩行可能である。
厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類のステージはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類(新分類)は、Duchenne型筋ジストロフィーの進行をステージⅠ〜Ⅷで表します。
階段昇降、椅子からの立ち上がり、歩行、四つ這いなどができるかどうかで段階を決めます。
【選択肢別解説】
1:× ステージⅡは、手すりや膝に手をつけば階段昇降ができる段階です。
本症例は階段昇降ができないため当てはまりません。
2:× ステージⅢは、椅子からの立ち上がりができる段階です。
本症例は椅子から立ち上がれないため当てはまりません。
3:○ ステージⅣは、歩行が可能な段階で、独歩で5m以上歩けるか、物につかまれば5m以上歩けるものを含みます。
本症例は椅子からの立ち上がりと階段昇降はできませんが、手すりを利用して5mほど歩けるため、ステージⅣに該当します。
4:× ステージⅤは、起立歩行はできないが四つ這いができる段階です。
本症例はまだ歩行できるため当てはまりません。
5:× ステージⅥは、四つ這いもできないがいざり移動ができる段階です。
本症例の能力より大きく進行した状態です。
【ポイント】
Ⅰ・Ⅱは階段、Ⅲは椅子からの立ち上がり、Ⅳは歩行、Ⅴは四つ這い、Ⅵはいざり、Ⅶは座位保持、Ⅷは座位保持不能と、できる動作の境目で覚えます。
「物につかまって5m歩ける」もステージⅣに含まれる点が頻出です。