正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
うっ血性心不全が急に悪化すると、心臓のポンプ機能が落ちて体に水分がたまり、全身へ送り出す血液も減ります。
体液の貯留による症状と、心拍出量の低下による症状に分けて考えます。
【選択肢別解説】
1:○ 心臓が血液を十分に送り出せず静脈側に血液がたまるため、下腿などに浮腫が生じます。
体液貯留の代表的な症状であり、急性増悪時にみられます。
2:○ 心拍出量が減ると、交感神経が働いて手足の血管が収縮し、四肢冷感が生じます。
末梢の循環不全を示す所見で、急性増悪時にみられます。
3:× 急性増悪時には体に水分がたまるため、体重は減少ではなく増加します。
短期間の体重増加は、心不全の悪化を早く見つける手がかりです。
4:× 右心系に血液がたまるため、頸静脈圧は低下ではなく上昇し、頸静脈の怒張がみられます。
5:× 体内の水分が増えて血液が薄まるため、血清ナトリウムは上昇ではなく低下しやすくなります。
低ナトリウム血症は心不全の予後不良の指標とされます。
【ポイント】
心不全の症状は、肺うっ血による呼吸困難・起座呼吸、体静脈のうっ血による浮腫・頸静脈怒張・体重増加、低心拍出による四肢冷感・倦怠感に整理できます。
リハビリテーション中は、体重の急な増加や浮腫の悪化を毎日確認します。