正答1
解説
正解は1です。
ワーキング・メモリ(作動記憶)は、情報を一時的に保持しながら頭の中で操作する認知機能です。
統合失調症の認知機能障害の評価などで用いられる検査のうち、ワーキング・メモリの下位検査を含むものを選びます。
【選択肢別解説】
1:○ BACS(統合失調症認知機能簡易評価尺度)は、言語性記憶、ワーキング・メモリ、運動機能、注意と処理速度、言語流暢性、遂行機能を評価する検査です。
数字を順に並べかえて答える数字順列課題でワーキング・メモリを測定します。
2:× LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)は、日常生活・対人関係・労働または課題の遂行などの社会生活能力を評価する尺度です。
認知機能を直接測る検査は含まれません。
3:× SCSQ(社会認知スクリーニング質問紙)は、他者の気持ちの推測や状況の理解などの社会認知を評価する検査です。
ワーキング・メモリを測る下位検査は含まれません。
4:× SMSF(気分と疲労のチェックリスト)は、気分や疲労感を本人が記入する自記式の尺度です。
認知機能の検査ではありません。
5:× WHO-DAS 2.0は、ICFに基づいて理解・移動・セルフケア・人との交流などの生活上の困難さを評価する尺度です。
ワーキング・メモリを測る検査は含まれません。
【ポイント】
統合失調症の認知機能はBACS、社会生活能力はLASMI、社会認知はSCSQなどで評価します。
評価の対象が「認知機能」「社会生活」「気分」「障害の程度」のどれかで尺度を整理すると覚えやすくなります。