正答3
解説
正解は3です。
脊髄は脊柱管の中を下行しますが、脊柱より短いため、成人では腰椎の上部で終わります。
脊髄の最下端は円錐状に細くなって脊髄円錐となり、それより下は馬尾とよばれる神経根の束になります。
【選択肢別解説】
1:× 第9〜第10胸椎の高さは、脊髄の下部(腰膨大のあたり)に相当し、まだ脊髄が続いています。
最下端ではありません。
2:× 第11〜第12胸椎の高さでも脊髄は続いており、脊髄円錐はまだ下にあります。
最下端ではありません。
3:○ 健常成人の脊髄円錐の下端は、第1〜第2腰椎の高さにあります。
発生の過程で脊柱の伸びに脊髄が追いつかないため、この位置で終わります。
4:× 第3〜第4腰椎の高さでは、脊柱管の中は馬尾になっています。
新生児では脊髄の下端が第3腰椎付近にありますが、成人ではここまで達しません。
5:× 第5腰椎〜第1仙椎の高さも馬尾が通る部位です。
脊髄の最下端ではありません。
【ポイント】
腰椎穿刺は脊髄を傷つけないよう、脊髄円錐より下の第3〜第4腰椎間または第4〜第5腰椎間で行います。
両側の腸骨稜の最上部を結ぶヤコビー線は、第4腰椎棘突起の高さの目安になります。