正答1
解説
正解は1です。
この問題は上昇がみられないものを選ぶので、○ が答え(上昇しない項目)です。
急性心筋梗塞では、壊死した心筋細胞から細胞内のタンパク質や酵素が血液中に漏れ出し、それぞれ決まった時間経過で上昇します。
【選択肢別解説】
1:○ クレアチニンは、筋肉の代謝で生じる老廃物で、腎臓の機能を表す指標です。
心筋梗塞で心筋が壊死しても上昇する項目ではないため、これが答えです。
2:× トロポニンTは心筋に特有のタンパク質で、心筋梗塞の発症後数時間で上昇し、1〜2週間ほど高い値が続きます。
心筋梗塞の診断に重要な項目です。
3:× ミオグロビンは筋肉中の酸素を蓄えるタンパク質で、心筋梗塞の発症後早期に上昇します。
最も早く上昇する指標の一つです。
4:× 乳酸脱水素酵素(LD)は多くの細胞に含まれる酵素で、心筋梗塞の発症後1〜2日目ごろから上昇し、長く高い値が続きます。
5:× クレアチンキナーゼ(CK)は筋肉に多い酵素で、心筋梗塞の発症後数時間で上昇します。
特に心筋に多いCK-MBは、診断や梗塞の大きさの推定に用います。
【ポイント】
心筋梗塞のマーカーは、ミオグロビン、CK、トロポニン、LDのおおよその順で上昇し、LDは最も遅くまで高値が続きます。
クレアチニンやBUNは腎機能、AST・ALTは肝機能の指標として区別して覚えます。