正答4
解説
正解は4です。
公式問題冊子では、A〜Eの5つの腹臥位の姿勢が図で示されています。
Aは両下肢を伸ばして腹ばいになり、頭を横に向けて頬を床につけた姿勢です。
Bは股関節と膝を曲げて殿部が持ち上がり、両腕も体の下で曲げて、頭を床につけた屈曲優位の姿勢です。
Eは両前腕を顔の前の床に置き、顔を下に向けたまま頭をわずかに持ち上げ始めた姿勢です。
Cは肘をついて上体と頭を起こしていますが、両手を握って顎の下に引き寄せ、顔は下を向いています。
Dは肘を肩の真下について前腕を前方に置き、上体と頭を高く起こして前を見上げています。
腹臥位の姿勢保持は、屈曲優位から伸展へ、頭部から体幹へと抗重力伸展が進む順序で発達します。
【選択肢別解説】
1:× A(下肢の伸展)がB(屈曲優位)より先になっています。
屈曲優位の姿勢が最初に現れるので誤りです。
2:× 1と同じく、AがBより先になっている点が誤りです。
3:× BとAの順は正しいですが、肘をついて上体を起こすCが、頭をわずかに上げ始めたEより先になっており誤りです。
4:○ B(屈曲優位)、A(下肢が伸び頭は床につく)、E(頭をわずかに持ち上げ始める)、C(肘をついて上体と頭を起こす)、D(肘を肩の下について頭と上体を高く起こす)の順です。
抗重力伸展が頭部から体幹へと段階的に進む順序なので正しい順序です。
5:× 頭部と上体の抗重力伸展が最も進んだDが、Cより先になっており誤りです。
【ポイント】
腹臥位の発達は、生理的屈曲、下肢の伸展、頭の持ち上げ、肘支持(on elbows)、手掌支持(on hands)の順に進みます。
痙直型四肢麻痺児でも獲得の順序は定型発達と同じで、その獲得が遅れたり途中の段階で止まったりします。