正答2
解説
正解は2です。
自閉スペクトラム症の人は、先の見通しが立たない状況や曖昧な状況で不安や混乱を起こしやすい特性があります。
また、言葉による情報より目で見る情報の理解が得意なことが多いです。
これらの特性に合わせて環境や伝え方を工夫する(構造化)のが対応の基本です。
【選択肢別解説】
1:× 大きな声は聴覚過敏のある人に強い刺激となり、混乱を強めます。
「ダメ」とだけ伝えても何をすべきかがわかりません。
落ち着いた声で、望ましい行動を具体的に伝えます。
2:○ 作業を始める前に内容や手順をあらかじめ伝えると、見通しが立って不安が軽くなり、落ち着いて取り組めます。
適切な対応です。
3:× こだわりを無理にやめさせようとすると、強い不安やパニックを招きます。
こだわりは否定せず、生活の支障にならない形で活かしたり、少しずつ調整したりします。
4:× 自由度の高い作業は、何をどこまでやればよいかが曖昧で混乱しやすくなります。
手順や完成形が明確な、構造化された作業を用います。
5:× 言葉だけの説明は理解しにくいことが多いです。
絵や写真、手順書などの視覚的な情報を用いて説明します。
【ポイント】
自閉スペクトラム症への支援では、TEACCHの構造化(物理的構造化、スケジュール、ワークシステム、視覚的構造化)の考え方が基本です。
「見通し」「視覚化」「具体的な指示」がキーワードです。