正答
解説
本問は採点除外(厚生労働省により採点除外)です。
厚生労働省は「選択肢に正解がないため」として、本問を採点対象から除外しました。
尿路の構造と排尿の生理を問う問題ですが、5つの選択肢はいずれも正しい記述になっていません。
【選択肢別解説】
1:× 膀胱の粘膜は移行上皮(尿路上皮)です。
膀胱の伸び縮みに応じて細胞の層の厚さが変わる上皮で、扁平上皮ではありません。
2:× 内尿道括約筋は膀胱頸部の平滑筋で、自分の意思では動かせません。
横紋筋からなり随意的に締められるのは外尿道括約筋です。
3:× 尿管の内部に弁という構造はありません。
尿管は膀胱壁を斜めに貫いて開口するため、膀胱に尿がたまると壁内の尿管が押しつぶされ、逆流が防がれます。
逆流を防いでいるのはこの尿管膀胱移行部の仕組みで、尿管内部の弁ではありません。
4:× 成人の膀胱の最大容量は約500 mL前後とされ、1,200 mLは多すぎます。
5:× 多くの教科書は、初発尿意が生じる膀胱容量を150〜250 mL程度としています。
300〜350 mLはこれより多い値で、初発尿意の量として正しいとはいえません。
【ポイント】
膀胱容量の目安は、初発尿意が150〜250 mL程度、最大尿意(最大容量)が400〜500 mL程度です。
内尿道括約筋は平滑筋で自律神経支配、外尿道括約筋は横紋筋で陰部神経(体性神経)支配と区別して覚えましょう。