正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(防衛機制ではないもの)です。
防衛機制は、不安や葛藤から自分の心を守るために無意識に働く心の仕組みで、精神分析で用いられる概念です。
【選択肢別解説】
1:○ 転移は、患者が過去に重要な人物(親など)に向けた感情を、治療者に向けてしまう現象です。
治療関係の中で起こる現象であり、防衛機制ではありません。
2:× 抑圧は、受け入れがたい欲求や記憶を意識の外へ押し込める防衛機制です。
最も基本的な防衛機制とされます。
3:× 合理化は、自分の失敗や欲求不満に、もっともらしい理由をつけて正当化する防衛機制です。
4:× 反動形成は、受け入れがたい欲求と正反対の態度や行動をとる防衛機制です。
たとえば嫌いな相手に過度に親切にする場合です。
5:× スプリッティング(分裂)は、人や物事を「すべて良い」か「すべて悪い」かに分けてとらえる原始的な防衛機制です。
境界性パーソナリティ障害でよくみられます。
【ポイント】
治療者が患者に向ける感情は逆転移といいます。
転移と逆転移は治療関係の中で起こる現象であり、防衛機制と混同しないようにしましょう。