正答3
解説
正解は3です。
上腕能動義手の適合検査では、各検査項目が基準を満たさないとき、どの部品の調整が原因かを考えます。
ケーブルとハーネスは肘の屈曲と手先具の操作に、ソケットは安定性と可動域に関わります。
【選択肢別解説】
1:× 義手装着時に肩関節の可動域が制限される主な原因は、ソケットのトリミング不良やハーネスの締めすぎです。
肘プーリーユニットの取り付け位置ではありません。
2:× 前腕部の屈曲可動域が不足する主な原因は、肘継手や前腕部の形状・取り付けにあります。
ソケットのトリミング不良は、主に肩関節の可動域の制限につながります。
3:○ 肘を最大屈曲させるのに必要な肩関節の屈曲角度は、45°以下が基準です。
これを超える場合は、ケーブルの長さが長すぎるなどの調整不良が原因と考えられます。
4:× 回旋力に対する安定性が不十分な主な原因は、ソケットの適合不良です。
ハーネスの調整不良ではありません。
5:× 引っ張り荷重(下垂力)に対する安定性が不十分な主な原因は、ハーネスやソケットの適合不良です。
リテーナーはケーブルハウジングを固定する部品で、下垂力に対する安定性の原因ではありません。
【ポイント】
肘の屈曲に必要な肩の動きが大きすぎるときは、ケーブルとハーネスの調整を見直します。
適合検査の項目と、関わる部品を対応させて覚えることが大切です。