正答5
解説
正解は5です。
前頭側頭型認知症では、脱抑制、常同行動、食行動の変化、周囲の刺激に影響されやすいことなどが特徴です。
説得や説明で行動を変えるのは難しく、環境を整えて対応するのが基本です。
【選択肢別解説】
1:× 前頭葉の障害により判断力や計画する能力が低下しています。
複雑な判断を本人に求めると混乱し、活動が続けられなくなります。
2:× 前頭側頭型認知症で指示に従えない主な原因は、言葉の理解ではなく、注意のそれやすさや脱抑制です。
紙に書いて伝えても、行動の改善にはつながりにくいです。
3:× 参加を拒否したときに活動の内容を丁寧に説明しても、受け入れにはつながりにくいです。
時間を置く、本人の好きな活動に切り替えるなどの対応をします。
4:× 常同行動を無理に別の行動に切り替えようとすると、本人が混乱し、怒りやすくなります。
常同行動を日課に組み込み、生活のリズムとして活用します。
5:○ 食べることが止められない場合は、食材を見えない場所に移動させます。
目に入る刺激に反応しやすい特性を踏まえた、環境調整による対応です。
【ポイント】
前頭側頭型認知症の対応は、説得よりも環境調整、常同行動はやめさせるより活用が原則です。
常同行動を利用して望ましい日課を作る方法を、ルーティン化療法と呼びます。