正答3
解説
正解は3です。
洗顔では、手を顔まで運ぶために肘関節を大きく曲げる必要があります。
自助具を使わない場合、どの関節の制限が洗顔を不可能にするかを考えます。
【選択肢別解説】
1:× 洗顔は顔を前に傾けて行うため、肩関節の屈曲は小さい角度で足ります。
屈曲が40°まで可能であれば、肘を曲げて顔へ手を運べます。
2:× 洗顔では肩関節の内旋はほとんど必要ありません。
内旋60°が可能であれば、洗顔の妨げにはなりません。
3:○ 手を顔に届けるには、肘関節をおおむね120°以上曲げる必要があります。
屈曲が50°に制限されると、頭を前に倒しても手が顔に届きません。
単関節の障害で洗顔ができなくなる組合せです。
4:× 両手で水をすくって顔に当てるには、前腕の回外が必要です。
回外が60°まで可能であれば、洗顔は行えます。
5:× 手関節背屈が10°に制限されても、手関節を中間位から軽く曲げた状態で洗顔できます。
洗顔ができなくなるほどの制限ではありません。
【ポイント】
顔や口に手を運ぶ動作(洗顔・整髪・食事)では、肘関節屈曲の可動域が最も重要です。
肩の制限は頭部や体幹を傾けることで補えますが、肘屈曲の不足は補いにくいことを押さえておきましょう。