正答1
解説
正解は1です。
高齢者は、肝臓での薬の分解や腎臓からの排泄が低下し、薬が体内に残りやすくなります。
さらに複数の病気で多くの薬を飲むことが多く、薬の有害事象が起こりやすい状態です。
【選択肢別解説】
1:○ 加齢に伴う肝機能・腎機能の低下で、薬の血中濃度が上がりやすくなります。
多剤併用も重なるため、高齢になるほど有害事象は多くなります。
2:× 高齢者は予備能力が低いため、有害事象が起こると転倒や意識障害などに進み、重症化しやすくなります。
3:× 投与量を増やすほど、効果より有害事象が目立つようになります。
高齢者では少量から始め、効果と副作用をみながら調整します。
4:× 長く飲んできた薬は、ふらつきや筋力低下、認知機能の低下などを通して身体機能に影響します。
服薬歴は、リハビリテーションの評価でも確認すべき情報です。
5:× 服薬数が増えるほど、薬どうしの相互作用や飲み間違いが増えます。
多剤併用(ポリファーマシー)は、高齢者の有害事象の重要な要因です。
【ポイント】
高齢者の薬物療法は「少量から開始」「薬の数を必要最小限に」が原則です。
ふらつきや転倒が増えたときは、薬の影響も疑いましょう。