正答2
解説
正解は2です。
頭部単純 CT では、密度の高いものほど白く(高吸収域)、低いものほど黒く(低吸収域)写ります。
骨や石灰化、新しい出血は白く、壊死して水分の多くなった組織や脳脊髄液は黒く写ります。
【選択肢別解説】
1:× くも膜下出血では、脳底部の脳槽や脳溝に広がった血液が高吸収域として白く写ります。
脳底部の脳槽が白く写る所見が典型的です。
2:○ 脳梗塞の慢性期には、壊死した脳組織が吸収されて、脳脊髄液に近い成分に置き換わります。
そのため病巣は境界のはっきりした低吸収域として黒く写ります。
3:× 急性期の脳出血は、血液が固まった血腫として高吸収域に白く写ります。
発症直後から病巣を確認できるのが CT の利点です。
4:× 急性硬膜下血腫は、頭蓋骨の内側に沿って三日月形の高吸収域として白く写ります。
5:× 脈絡叢の石灰化は、カルシウムが沈着したもので、骨と同じく高吸収域として白く写ります。
【ポイント】
出血は急性期に高吸収域、梗塞は時間がたつと低吸収域になります。
脳梗塞の超急性期は CT で変化が出にくいため、MRI の拡散強調画像で確認します。