正答5
解説
正解は5です。
立位姿勢での重心の位置と、重心動揺の特徴を問う問題です。
立位の重心は、成人では第2仙椎のやや前方にあり、重心線は耳垂、肩峰、大転子、膝関節中心のやや前方、外果の前方を通ります。
重心動揺は、視覚・前庭感覚・体性感覚からの情報で制御されています。
【選択肢別解説】
1:× 閉眼したときに大きく変わるのは、重心の位置よりも動揺の大きさです。
閉眼すると重心が後方へ移動するという記述は誤りです。
2:× 閉眼すると視覚の情報が使えなくなるため、重心動揺は増大します。
減少はしません。
3:× 両足をそろえた静止立位では、足部の支持基底面が前後に長いため、重心動揺は左右より前後方向で大きくなります。
4:× 重心線は膝関節中心の後方ではなく、やや前方を通ります。
そのため膝関節には伸展方向の力が働き、少ない筋活動で立位を保てます。
5:○ 老年期には筋力低下、感覚機能や前庭機能の低下により姿勢制御能力が衰えます。
そのため重心動揺面積は加齢に伴って増大します。
【ポイント】
重心動揺は、開眼より閉眼、若年者より高齢者で大きくなります。
閉眼時の動揺面積を開眼時で割ったロンベルグ率は、視覚への依存度を示す指標です。