正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(せん妄への対応として誤っているもの)です。
術後せん妄は、手術の侵襲、脱水、痛み、環境の変化、感覚の遮断などが引き金となって起こる急性の意識障害です。
対応の基本は、原因を取り除き、見当識を保てる環境を整えることです。
【選択肢別解説】
1:× 眼鏡を着けて視力を補正すると、周囲の状況を正しく把握しやすくなります。
感覚遮断を防ぐ適切な対応です。
2:× 脱水はせん妄の代表的な誘因です。
水分を補って脱水を補正するのは適切な対応です。
3:× 時計やカレンダーを置き、日時や場所を伝えて見当識を刺激すると、混乱が和らぎます。
適切な対応です。
4:× 早期から体を動かして離床を進めると、昼夜のリズムが整い、せん妄の予防と改善につながります。
適切な対応です。
5:○ 夜間に完全に消灯すると、周囲が見えず不安や錯覚が強まり、せん妄を悪化させます。
夜間は足元灯などで薄明かりを確保するのが適切です。
【ポイント】
せん妄の予防と対応は、脱水・痛み・感染などの原因への対処、眼鏡や補聴器の使用、見当識への働きかけ、早期離床、睡眠リズムの調整が柱になります。