正答4
解説
正解は4です。
Alzheimer型認知症に特徴的な症状や経過を問う問題です。
Alzheimer型認知症は、記憶障害から始まり、ゆっくりと進行する変性性の認知症です。
ほかの認知症の特徴と区別して考えます。
【選択肢別解説】
1:× 階段状に進行するのは、脳梗塞を繰り返すたびに悪化する血管性認知症の特徴です。
Alzheimer型認知症はなだらかに進行します。
2:× パーキンソニズムなどの錐体外路症状は、Lewy小体型認知症の特徴です。
Alzheimer型認知症では、初期から目立つことはありません。
3:× まだら認知症は、障害される機能とされない機能が混在する状態で、血管性認知症の特徴です。
Alzheimer型認知症では全般的に機能が低下します。
4:○ Alzheimer型認知症では、比較的早い時期から慣れた道で迷うなどの地誌的見当識障害がみられます。
頭頂葉の機能低下による視空間認知障害が関係しています。
5:× Alzheimer型認知症では、早い時期から病識が低下します。
末期まで病識が保たれるという記述は誤りです。
【ポイント】
認知症の鑑別は、Alzheimer型(記憶障害・地誌的見当識障害・病識低下)、血管性(階段状・まだら)、Lewy小体型(幻視・認知の変動・パーキンソニズム)、前頭側頭型(人格変化・常同行動)で整理します。