正答5
解説
正解は5です。
脳卒中治療ガイドライン2021で、リハビリテーションの各治療に付けられた推奨度を比べる問題です。
推奨度は、エビデンスの強さと効果の大きさをもとに、A(強い推奨)からC、Dなどの段階で示されます。
【選択肢別解説】
1:× 運動障害に対する薬物療法は、効果を示す根拠が限られています。
推奨度は、CI療法のような強い推奨には及びません。
2:× 半側空間無視に対する鏡像を用いた訓練は、行ってもよい治療として位置づけられています。
CI療法ほど推奨度は高くありません。
3:× 中枢性疼痛に対する反復性経頭蓋磁気刺激は、効果が報告されているものの根拠は十分ではありません。
推奨度は高くありません。
4:× 摂食嚥下障害に対するバルーンカテーテル訓練は、輪状咽頭筋の開大不全などに考慮してよい方法です。
推奨度は高くありません。
5:○ 軽度から中等度の上肢麻痺に対する麻痺側上肢の強制使用(CI療法)は、効果を示す質の高い研究が多くあります。
ガイドラインでは推奨度A(行うよう勧められる)とされ、選択肢の中で最も推奨度が高い治療です。
【ポイント】
CI療法は、非麻痺側上肢を拘束し、麻痺側上肢を集中的に使う訓練です。
手指の随意的な伸展がある程度できる、軽度から中等度の麻痺が適応です。