正答2
解説
正解は2です。
被殻を栄養する動脈は、中大脳動脈から分かれるレンズ核線条体動脈です。
この細い穿通枝は、高血圧性の脳出血が最も多く起こる血管です。
【選択肢別解説】
1:× 前大脳動脈は、大脳半球の内側面(前頭葉・頭頂葉の内側)を主に栄養します。
被殻の主な支配動脈を分枝する血管ではありません。
2:○ 中大脳動脈は、起始部からレンズ核線条体動脈を分枝し、被殻や内包の一部を栄養します。
この動脈の破綻で被殻出血が起こります。
3:× 後大脳動脈は、後頭葉や側頭葉の下面、視床を栄養します。
被殻の支配動脈を分枝する血管ではありません。
4:× 脳底動脈は、橋や小脳に枝を出し、先端で左右の後大脳動脈に分かれます。
被殻の支配動脈を分枝する血管ではありません。
5:× 椎骨動脈は、延髄や小脳の下部を栄養し、左右が合流して脳底動脈になります。
被殻の支配動脈を分枝する血管ではありません。
【ポイント】
高血圧性脳出血の部位は、被殻が最も多く、次いで視床です。
被殻出血はレンズ核線条体動脈、視床出血は後大脳動脈系の穿通枝の破綻で起こります。