正答3
解説
正解は3です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない対応)です。
注意欠如・多動症(ADHD)の子どもは、不注意で気が散りやすく、衝動的に行動しやすい特徴があります。
心理社会的治療では、注意を向けやすい環境を整え、望ましい行動を増やす関わりをします。
【選択肢別解説】
1:× 一度に多くの指示を出すと、途中で注意がそれて忘れてしまいます。
指示を1つずつ出すことは適切な対応です。
2:× 言葉だけの指示は聞き逃しやすいため、絵や文字で視覚化した指示が有効です。
視覚化した指示を出すことは適切な対応です。
3:○ 雑談しながら作業をさせると、注意が会話に向いてしまい、作業に集中できなくなります。
ADHDの子どもには、刺激を減らして作業に集中できる環境を整えるため、適切ではありません。
4:× 軽い問題行動にいちいち注意すると、叱られる経験ばかりが増え、自己評価が下がります。
軽微な症状は許容し、望ましい行動に注目することは適切な対応です。
5:× 望ましい行動をしたらすぐにほめると、どの行動がよかったのかが伝わりやすくなります。
すぐにほめることは、ペアレントトレーニングでも重視される適切な対応です。
【ポイント】
ADHDへの心理社会的治療では、環境調整(刺激を減らす、指示を短く視覚的に示す)と、行動への即時のフィードバックが基本です。
叱るよりも、望ましい行動をほめて増やすことを重視します。