正答4
解説
正解は4です。
嫌気性解糖は、酸素を使わずにグルコースを分解してATPをつくる過程で、細胞質で行われます。
短時間の強い運動のエネルギー源となり、最終産物として乳酸が生じます。
【選択肢別解説】
1:× TCA回路(クエン酸回路)は、酸素を使う好気的代謝でミトコンドリア内で働く回路です。
嫌気性解糖では使われません。
2:× 嫌気性解糖は細胞質で行われます。
ミトコンドリア内で行われるのは、TCA回路や電子伝達系などの好気的代謝です。
3:× 運動時のエネルギー供給の持続時間は、ATP-クレアチンリン酸系が約8〜10秒、嫌気性解糖系がおおむね30〜40秒程度とされます。
約15秒は嫌気性解糖系の持続時間として合いません。
4:○ グルコースは解糖系でピルビン酸に分解され、酸素が不足するとピルビン酸は乳酸に変換されます。
この反応で解糖を続けるための補酵素が再生されます。
5:× 解糖系ではグルコース1分子あたり4分子のATPがつくられますが、反応の初めに2分子を消費します。
差し引きで得られるATPは2分子です。
【ポイント】
好気的代謝ではグルコース1分子から約30〜38分子のATPが得られ、嫌気性解糖の2分子より大幅に多くなります。