正答4
解説
正解は4です。
過形成は、刺激に反応して細胞が分裂し、細胞の数が増える変化です。
これに対し、個々の細胞が大きくなる変化を肥大といいます。
過形成は刺激に対する適応であり、刺激がなくなれば元に戻る可逆的な変化です。
【選択肢別解説】
1:× 過形成では、細胞が分裂して細胞数が増加します。
細胞数が一定のまま細胞が大きくなるのは肥大です。
2:× 過形成は、ホルモンの作用や組織の需要の増加など、持続的な刺激によって生じます。
一時的な急性の刺激で生じるものではありません。
3:× 個々の細胞の容積が増大するのは肥大の特徴です。
過形成の本質は細胞数の増加です。
4:○ 過形成は刺激に対する適応的な変化であり、原因となる刺激がなくなれば増殖は止まります。
刺激と無関係に自律的に増え続ける腫瘍との大きな違いです。
5:× 細胞数が増えるため、臓器や組織のサイズは大きくなります。
前立腺肥大症は、実際には前立腺の過形成によって大きくなる病態です。
【ポイント】
過形成は細胞数の増加、肥大は細胞の容積の増大、萎縮は縮小、化生は別の種類の細胞への置き換わりです。
腫瘍は刺激がなくなっても増殖を続ける点で過形成と区別されます。